2025.12.05
コラム
年末は忙しさに加えて寒さも厳しくなり、身体にはいつも以上に負担がかかります。
冷えによる不調が多くなります。患者さんからよくこのようなお話を聞きます。
① 筋肉が冷えて硬くなる → ケガが増える
冬の冷えは筋肉や関節をキュッと縮めてしまいます。
動きはじめに痛めやすい
つまずきやすい
ぎっくり腰や寝違えが急増
特に朝の「まだ身体が温まっていない時間」は要注意です。起き上がる前に、腹式呼吸をしてゆっくりお腹の筋肉を動かしてから起き上がりましょう。
② 年末の忙しさで負荷が増える
掃除・仕事・準備などで、普段より無理な姿勢や動きが増えます。
重いものを持ち上げてギックリ→座り姿勢から足の筋力も使って腰を上げる。
無理な前かがみで腰痛→前かがみから上半身を起こすときに痛めやすいのでゆっくり起こす。
高い所の作業で転倒→落ちないようにするために、より筋緊張が増す。長時間行わない。
「今日は特別だから」と体へ負担をかけすぎてしまう傾向があります。
—
③ 自律神経の乱れで不調が増える
寒暖差が大きい冬は自律神経が乱れやすい季節。
肩こり→寒さにより神経がより反応する。
頭痛→寒暖差、気候、気圧変動
胃腸の不調→免疫機能の低下
眠りが浅い→寒くて何度も起きてしまう。エアコンの風で口腔内が渇き咳が出るなど。
こうした不調が積み重なると、集中力が落ちてケガを招きやすくなります。
冬のケガ・不調を防ぐ簡単セルフケア
朝は“ゆっくり起きる” 目覚まし時計を早めに設定。
布団の中で軽く足首を回したり、伸びをすると血流が変わります。
動き出す前に焦らずに「軽い準備運動」
大きく肩回し、ゆっくり前屈 → 起き上がる、などで十分。
首・腰・お腹を冷やさない
ネックウォーマー、腹巻きは薄手の生地でも即効性あり。ホッカイロを活用。
年末作業は“小分け”に
一気にやらず、15〜20分で区切るとケガ予防に。長時間同じ姿勢でいないようにしましょう。
—
まとめ
冬は冷えと忙しさのWパンチで、身体が知らず知らずのうちに限界を迎えがちです。
「最近ちょっと身体が重いな…だるいな」「朝起きて痛みがある」「眠れない」
そんなサインが出たら、放置をせず、当院にいらしてください。早めにケアすることで年末年始を気持ちよく過ごせますよ。
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ● | × | ● |
| 午後 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ● | × | ● |