2023.06.16
症状別事例
初診で来院される患者さん、既存患者さんに寝違えやギックリ腰になる前日はなんともなかったのに朝起きたら痛めたという方がいます。その場合寝ている間に問題が生じたと思い、ヒアリングをします。重いものを持っていないのに起き上がるだけでギックリ腰になるなんてと疑問に思う方多いです。
原因は長時間同じ姿勢だからです。寝ている時は起きている時よりも動きは少ないです。 長時間同じ姿勢で寝ることで、体の同じ部分ばかりに体重がかかり続けます。 その結果、血行不良によって筋肉が凝ってしまい、腰痛を引き起こしてしまいます。
朝起きると首の後ろや首から肩にかけての痛みや首を動かせないなど多くの方が経験している『寝違え』。 睡眠中の首の骨の不自然な状態や姿勢、身体に合わない寝具などの睡眠環境が原因とされます。
起き上がる時に使う筋肉は腹筋、背筋、腸腰筋です。
特に腸腰筋は体幹、脊柱、骨盤を安定させ、日常生活動作をする時に関わることが多い筋肉です。長時間同じ姿勢でいると腸腰筋は太く短く縮み、伸縮性が悪くなります。また、腰が反った状態は中途半端に伸ばされたまま硬くなります。筋肉が硬い状態のまま寝て、さらに凝ってしまい、朝を迎えて、急に体を動かしてしまうと、攣ってしまいます。
この場合は寝方を見直してみましょう。
寝始めの姿勢を当院では横向きで寝ることをアドバイスしています。
1 枕を下に向けている肩幅に設定 痛みがある方を上にして横向き。
腕を組んだ時に楽に組める位置が肩幅の位置の枕の設定になりますので、腕を組んでみて枕の高さを判断してください。
2 足の間にクッションや厚めにしたタオルを挟んで骨盤を真っ直ぐにします。
急に起き上がると攣ってしまうことが多いので、起きる時間に余裕を持たせ、寝具の上で深呼吸しながらゆっくりと体を伸ばすようにストレッチをしてみてください。
寝方のほかにも、お困りの症状があれば、相談ください。
お待ちしております。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ● | × | ● |
午後 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ● | × | ● |