2024.01.19
コラム
秋~冬にかかる三大感染症はインフルエンザウイルス、ノロウイルス、RSウイルスです。加えて通年コロナウイルスがあり感染率もまた上がってきています。
冬は温度が低く空気が乾燥しているので咳やくしゃみの飛沫が小さくなりウイルスがより遠くまで飛びます。なので1度のくしゃみ、咳でおよそ2メートルウイルスが舞い感染範囲が拡大します。
ウイルスや細菌は低温、低湿度を好むため、長く生存でき感染力が強くなります。基礎体温が35℃代だとウイルスが好んで体内に入り感染症にかかります。
インフルエンザには抗ウイルス剤があります。RSウイルスには有効な抗ウイルス剤がなく対症治療(症状をやわらげる治療)、重症化した場合には、酸素投与、補液(点滴)、呼吸管理が行われます。
ノロウイルスも有効な抗ウイルス剤がなく、整腸剤、下痢止めの薬(腸の動きを止めないもの)、痛み止めなどの薬を使用する対症療法(症状に対する治療)が行われます。
学校、職場、施設内でノロウイルス感染によるおう吐・下痢症が発生しても、その最初の発端は家庭内での感染による場合が多いです。特に子どもや高齢者は健康な成人よりもずっとノロウイルスに感染し、発病しやすいですから、家庭内での注意が大切です。
最も重要な予防方法は手洗いです。帰宅時、食事前には、家族の方々全員が流水・石けんによる手洗いを行うようにしてください。また共用で使うもの、ドアノブなどはこまめな消毒が必要です。
貝類の内臓を含んだ生食は時にノロウイルス感染の原因となることを知っておいてください。高齢者や乳幼児は避けましょう。。
調理や配膳は、充分に流水・石けんで手を洗って消毒してからからおこなってください。
衣服や物品、おう吐物を洗い流した場所の消毒はゴム手袋、マスクをして次亜塩素酸系消毒剤を使用してください。
当院でも風邪、ウイルスにかかって体調不良を訴えている患者さんが多いです。
栄養のある食事をして、身体を温めてウイルスが体内に入らないような身体づくりをして
予防していきましょう。
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