2024.05.21
コラム
初夏の陽気が気持ちよく、外に出る機会が増えるこの時期は気温の変化が激しいです。
今年の夏も記録的な猛暑になるとニュースで報じられました。熱中症にならないために、身体を暑さに慣らして暑さに負けない身体にしていくことが熱中症のリスクを減らすことができます。
本格的な暑さになる前に汗をかく習慣をつけることで、体温の上昇によって体内のミネラル、ナトリウムを急激に失うことを防ぎ、熱中症対策ができます。この対策を「暑熱順化」といいます。
方法は「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる程度の運動を毎日30分ほど続けると、暑熱順化が約2週間で完成するとされています。早歩きでのウォーキングだと始めやすいです。スポーツをされている方は汗をかくくらいウォーミングアップをして、血流をよくすることでケガの予防にもなります。
適度に汗をかくことがポイントです。普段運動習慣のない方は無理なく継続できるくらいの運動量にしましょう。
足が弱くてウォーキングが難しい人は毎日の入浴でも暑熱順化することができます。40℃程度の湯温の湯船に浸かります。汗をかく体にすることが目的なので、汗が出るまで浸かってください。10〜15分が目安ですが、体の負担がかかるようなら短縮してください。
自律神経が発汗の調整機能をつかさどっています。 そのためストレスまたは、疲労の蓄積から自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経が正常に働かなくなると、体温調節機能にまで影響を及ぼし、汗が出ない原因になります。ストレスとうまく付き合い発散しましょう。
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